可能な限り「歯の神経を抜かない」3mix法|中野区東中野の歯科/歯医者
2016年12月9日
皆さん「3mix法」はご存知でしょうか?
簡単にお伝えすると「可能な限り歯を削らない治療」そして、「可能な限り歯の神経(歯髄)を抜かない治療」です。
虫歯が進行すると、歯を溶かし、歯の神経部分まで進行し、最終的には抜歯になります。
虫歯菌が歯の神経まで進んでしまうと、通常は虫歯菌に侵された歯の神経を除去する「根管治療」を行います。
3mix法では、虫歯が神経まで進んでしまった場合でも、神経を除去せず、薬で虫歯菌を殺菌する処置で終了させることができます。しかし、すべてのケースで適用できるわけではなく、神経を除去しなければならないケースもあることも事前にご理解頂ければと思います。
ではなぜ「歯の神経を抜きたくないのか?」ですが、歯の神経は歯に栄養分を送る役割を持っているためです。つまり神経を除去してしまうと歯に栄養がいきわたらなくなりますので、まるで「枯れ木」のようにもろくなってしまうのです。この状態ですと、強くかみしめた場合や、歯に強い衝撃が加わった場合、歯が欠けてしまったりしてしまいます。
歯医者の役割は、「天然歯を守る」ことです。
そのため、可能な限り歯を守るための治療法があるのであれば、それを利用していきます。
他院で「虫歯が進行してしまっているので、歯の神経を除去しますね」と言われてしまった方。一度、当院にご相談ください。当院でも抜歯の選択をする可能性もありますが、残せる可能性もありますので。