2016年12月20日
昔と比べ、インプラント治療は多くの医院で受けられるようになってきています。
もちろん当院でもインプラント治療を行っています。
これまで多くの患者様のインプラント治療を行ってきました。
そして多くの方のインプラントに対してのご要望も同時に伺ってきました。
多くの患者様がおっしゃること。
それは、「インプラントの治療期間は長い・・・・」
その後要望にお応えするため「All-on-4」という術式を習得しました。
これは「仮歯」が1日で入る治療法です。
多くの患者様に喜んでいただきましたが、患者様が本当に望むのは「1日で最終形態の歯が入ること」。
そう、「仮の歯」ではなく、「最終形態の歯」が入れてほしいのです。
All-on-4では仮の歯が1日で入るのですが、それはあくまで仮の歯ですので、最終形態の歯が入るまでまだ治療は続きます。1日では終わらないのです・・・・。
そこで、当院で、1日で最終形態の歯を入れる「one-day-finalインプラント」を様々な研究を重ね実現させました。
しかし、この治療法を実現させるためには下記の条件がそろう必要があります。つまりどの医院でも対応できるわけではありません。
特徴1 歯科技工士の技術レベルと、密な連携
歯科技工士とは、歯科医師と連携し被せ物等を作る職人さんです。
One-Day-Finalインプラントでは、歯科技工士さんの技量と密な連携がなければ対応することができません。なぜなら、この術式自体、非常に高度な技量が必要になります。そして、1日で完成させる必要がありますので、一定のスピードも必要となりますし、ドクターとの密な情報共有も必要となります。
このような条件を満たすため、当院では「院内」に歯科技工所を設置し、技術的に優れた歯科技工士を常駐させ、いつでも情報共有ができる環境を整えています。
特徴2 最先端機器3Dセレックシステム「InLab MC X5」の使用
セレックシステムとは、インプラントの歯の部分(上部構造)を短時間・高精度に作製できるシステムです。
当院が使用している「InLab MC X5」という機器は、世界をリードする歯科医療機器専門メーカー「シロナ」により製造されたもので、現在製造されているセレックシステムの中でも最新モデルになります。導入している歯科医院は日本にも数えるくらいしかありません。
これまではインプラント上部構造を歯科技工士が人間の手で時間をかけて丁寧に制作していました。
しかし、技術の進歩により、すべての工程を人間の手で行わずとも、同じクオリティで、かつ、短時間で機械が対応できるようになりました。しかし、すべてを完ぺきにこなせるわけではなく、やはり、初期設計や最終調整は人間の手が必要になります。
One-Day-Finalインプラントを使用する被せ物の作成は、院内技工士がInLab MC X5を駆使することにより、高精度、かつ、短時間で仕上げます。
特徴3 CT/シミュレーションソフト/ガイドの利用
当院では「CT」、「シミュレーションソフト」、「ガイドシステム」を活用し、「人為的なミスを徹底排除」したコンピューターインプラントを実施しています。最近ではCT撮影を行う医院さんも増えてきました。そしてシミュレーションソフトを利用する医院も増えてきています。しかし、この2つだけでは十分ではありません。これ以外にも「ガイドシステム」を利用することで、現時点で最高クラスの安全でスピーディーな治療が実現できます。それぞれご紹介します。
2016年12月17日
当院ではレーザーを活用した歯科治療を行っています。
治療用レーザーには様々ありますが、当院では、その効果、そして身体への安全性を考慮し「炭酸ガスレーザー」と「ヤグレーザー」、そして「半導体レーザー」を利用しています。治療部位、そして治療内容により各レーザーを使い分けています。
それぞれの特長をご紹介します。
■歯科用「ヤグレーザー」|殺菌効果と歯質強化
ヤグレーザーはレーザーの熱作用により虫歯菌を死滅させることが出来るだけでなく、レーザーを当てた部分の歯質は強化されますので、虫歯になりにくくなるという効果もあります。また、ヤグレーザーは、数あるレーザー機器の中でも唯一「歯を削ることができる」特殊なレーザーです。レーザーは虫歯の部分だけに反応するので、健康な歯質までを削ってしまう事はありません。そのため、健康な歯を傷つけること無く、歯を長持ちさせる取り組みとしても利用しています。
■歯科用「炭酸ガスレーザー」
炭酸ガスレーザーは、歯茎や粘膜を切ることや、止血に優れており、日本の歯科医院で最も多く普及しているタイプです。その他、メラニン色素沈着の除去、傷口の消毒、知覚過敏の治療、顎関節症の痛みの緩和にも用います。
■歯科用「半導体レーザー」
活用法は炭酸ガスレーザーと似ています。半導体レーザー(ダイオードレーザーとも言う)は、主に粘膜や歯茎の腫れや、炎症、痛みなどの緩和を目的とした治療で使用されます。
歯科治療は技術や経験だけでなく、最新の機器を活用してこそ、患者様に満足して頂ける治療ができると考えています。これからも「効果がある」と判断した機器に関しては積極的に当院は導入していきます。
2016年12月15日
上記画像を診ていただくとわかるのですが、治療前は一般の金属のばねがある保険の入れ歯。
治療後は金属のバネを利用しない見た目が良いノンクラスプデンチャーになります。
ノンクラスプデンチヤーには様々な種類があります。
エステティックデンチャー、スマイルデンチャー、ミラクルデンチャー等々。ばねがなく目立たないという特徴は同じですが、材質やそれに伴う性能が異なってきます。
当院では数あるノンクラスプデンチヤ―の中から「バルプラスト」というメーカーを利用しています。
「バルプラストとは」
アメリカで50年の歴史があります。特徴としては、歯の付け根部分にうまくはまり込み、密着します。ナイロンに近い素材のため、滑らかで柔らかく、割れる心配がありません。ただし、入れ歯を入れる隙間が5mm以上ないとできない場合があります。
高齢の方はもちろん、若くして入れ歯になってしまった方にも好評を得ています!
「見た目を改善したい!」「大きな口を開けておもいっきり笑いたい!」と思われている方、一度当院にご相談ください。
2016年12月13日
「笑気ガス」。
面白い名前ですよね。
これは鎮静効果のあるガスで、医療機関ではよく利用されています。
歯医者が「大好き!」という方はいないと思います。
痛い・・・・、金属的な音が苦手・・・・、匂いがちょっと・・・・。
そして、患者様の中には歯医者に対して「恐怖」までかんじてしまうかたもいらっしゃいます。
しかし、歯の治療は歯医者だけでしかできません。
そのため、どうしても痛みが我慢できなくなってから歯医者に駆けつける方も多いのではないでしょうか?
最近では医療も進歩し、「可能な限り痛くない」「可能な限り音がしない」「特殊なにおいがしない」という環境が作られています。これは当院でも同様です。しかし、一度、歯医者嫌いになってしまうと、頭ではわかっているが、心がゆうことを聞かず、「歯科医院の臭いや機器の音を聞いただけでも「緊張」してしまう・・・」「口の中に器具が入るだけで『吐き気』をもよおしてしまう(嘔吐反射)・・・」という方もいらっしゃいます。
そのような方のために、当院では、「笑気ガス」という機器を使います。随分面白い名前ですが、要はこのガスを吸引して頂くことで、「ふんわり」した気分になり、緊張感・恐怖感から解放されます。
「気が付いたら治療が終わっていた」とおっしゃる患者様もいます。
歯医者が怖く、なかなか治療に行けない方。
まずはお電話で予約する際に、その旨をお伝えください。
笑気ガスを含め、可能な限り患者様が快適にストレスを感じず治療ができる環境を整えます。
2016年12月11日
歯科技工士をご存知ですか?
歯科技工士は、「被せ物・詰め物」などを作成するプロフェッショナルです。
被せ物や詰め物は、歯科医師が作っているのではありません。
つまり、被せ物等の質は、歯科技工士の「腕」にすべてかかってきます。
通常、歯科技工士は院内にはいません。
「歯科技工所」という独立した事業形態で、他の場所で開業しています。
そして、1つの歯科技工所には多くのお客さん(歯科医院)がおり、1つの歯科医院専属の歯科技工所はほぼ存在しません。
しかし、当院では「院内」に「当院専属の歯科技工士」が常駐している日本でも珍しい歯科医院です。歯科技工士が院内に常駐することでどのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
当院の歯科技工士のインタビューページを作成しました。
どのような思いで被せ物等を作成しているのかをぜひご覧ください。
詳細はこちら。
2016年12月9日
皆さん「3mix法」はご存知でしょうか?
簡単にお伝えすると「可能な限り歯を削らない治療」そして、「可能な限り歯の神経(歯髄)を抜かない治療」です。
虫歯が進行すると、歯を溶かし、歯の神経部分まで進行し、最終的には抜歯になります。
虫歯菌が歯の神経まで進んでしまうと、通常は虫歯菌に侵された歯の神経を除去する「根管治療」を行います。
3mix法では、虫歯が神経まで進んでしまった場合でも、神経を除去せず、薬で虫歯菌を殺菌する処置で終了させることができます。しかし、すべてのケースで適用できるわけではなく、神経を除去しなければならないケースもあることも事前にご理解頂ければと思います。
ではなぜ「歯の神経を抜きたくないのか?」ですが、歯の神経は歯に栄養分を送る役割を持っているためです。つまり神経を除去してしまうと歯に栄養がいきわたらなくなりますので、まるで「枯れ木」のようにもろくなってしまうのです。この状態ですと、強くかみしめた場合や、歯に強い衝撃が加わった場合、歯が欠けてしまったりしてしまいます。
歯医者の役割は、「天然歯を守る」ことです。
そのため、可能な限り歯を守るための治療法があるのであれば、それを利用していきます。
他院で「虫歯が進行してしまっているので、歯の神経を除去しますね」と言われてしまった方。一度、当院にご相談ください。当院でも抜歯の選択をする可能性もありますが、残せる可能性もありますので。
2016年12月7日
「マイナス1歳からの虫歯・歯周病予防」をご存知でしょうか?
赤ちゃんが生まれた時は0歳です。マイナス1歳とは、お母さんのお腹にいるときの状態で、その時からお子様への虫歯伝播を予防するための取り組みを行おうというものです。
多くの方がご存知ない事なのですが、子供のころに虫歯にならなければ、大きくなっても虫歯になる可能性は極端に低くなります。これはある統計でも出ています。つまり、小さいころに、お子さんを虫歯にさせないことで、生涯虫歯にならないようなお口の環境を作り出すことができるのです。
生まれたての子供のお口には虫歯になる環境は存在しません。
ではどのようにして虫歯になってしまうのか?
それは虫歯は「感染症」であるという理解が必要となります。
つまり、風邪と同じように、人から人へ移る病気なのです。
多くは、スキンシップを通してお母さんから子供へ虫歯菌は移ります。
しかし、スキンシップは大事な愛情表現となりますので、これを禁止することはできません。
ではどうするのか?それは、お母さんのお口の状態を良くすること(虫歯菌がいない状態にすること)です。
当院では専門的な見地から虫歯菌をなくす処置や、生まれたお子さんの適切な口腔ケアに関して積極的に行っていますので、まずはご相談ください。
また、上記の他、妊娠中のお母さんや、小さいお子さんをお持ちのお母さん向けに下記のようなサービスも行っています。
取組1 赤ちゃん、お母さんに負担のかからない取り組み
治療の必要がある場合、妊婦さんとお腹の赤ちゃんに負担のかからない時期を選んで治療を行い、お腹が大きくなってきた妊婦さんには、無理のない体制で治療ができるような工夫をします。投薬やレントゲン撮影に関しても、お腹の子に影響がないよう十分に配慮しながら治療を進めて参ります。必要があれば産婦人科医と連携しながらの治療も実施します。
取組2 産後のフォロー
「産後」に治療を受けたい場合も当院であれば安心です。
小さなお子さんをどこかに預けて治療に出かけるのが難しい場合でも、当院は診療室内にキッズスペースがありますので、お子さん連れで受診して頂くこともできます。また、お子さんの歯が生えてきたら一緒に検診を受けてもらう事も出来ます。お母さんと一緒に歯科医院に慣れていくことで、お子さんが歯医者嫌いになることも防ぐことが出来ます。
2016年12月5日
当院には、中等度~重度歯周病の患者様が多く来院されます。
また、他院でも治療がうまくいかなかった方も口コミを頼りに来院されます。
私たちはすべての患者様を受け入れます。
なぜなら、それが医療人としても努めであり、それだけの自信・実績があるからです。
歯周病が重篤化した患者様には、「歯周外科処置」と共に「骨再生療法」を行います。
それぞれご紹介いたします。
まずは「歯周外科処置」からご紹介いたします。
これは、「外科」を対応する医院ではどこでも行っている処置です。歯肉の奥の方にまで歯周病が進行した場合、その奥の方にもアプローチしなければ改善は見込めませんので、歯肉を切開し、問題部分を処置します。
通常、この処置が必要になるケースは、骨もだいぶ溶かされてしまっています。その状態のままでは、歯の動揺が抑えられないことがあるため、そのようなケースでは、骨を再生させる「骨再生療法」を行います。当院では主に「GBR」「エムドゲイン」を利用した再生療法を実施しています。
それぞれご紹介します。
+GBRとは?
骨が失われた箇所に人工骨を盛り、その上を「メンブレン」とよばれる特殊な膜で保護することで、約半年後には人工骨が自分の骨に置き換わる治療法を「GBR(Guided bone regeneration)法」とよびます。世界中の歯科医師がこの治療法を安全に行っている実績があります。
+エムドゲインとは?
エムドゲインゲルという薬を患部に塗ることで、本来備わっている骨の再生能力を発揮させる療法です。エムドゲインは、厚生労働省の認可もされており、日本だけでなく、世界の学会でもその有用性が報告されています。
2016年12月2日
口臭は非常にデリケートな問題です。
当院では「個室診療室」「個室カウンセリングルーム」にてまずはあなたのお悩みをお伺いします。
他人に相談することもできないまま何十年も悩み続けてきたような口臭も、短期間に改善することができますので、まずはご相談ください!
口臭には次の4種類(他臭症・自臭症・仮面他臭症・精神的口臭症)に分類されます。これを見極めるため、当院では患者様1人ひとりの症状に応じた検査、診断、治療を行います。
それでは当院の口臭治療の特長をご紹介します。
特長1:精密検査で口臭の原因を特定します
精密検査により、あたなの「口臭タイプ」が判明しますので、それにあった治療計画を立案します。通信販売されている口臭防止グッツで口臭を誤魔化すのではなく、体質改善を含む「原因」療法に取り組んでいきます。
利用する口臭側的には様々なものがあります。
B/Bチェッカー、ブレストロン、ハリメーター、アテイン。ここまでの口臭測定器をそろえている医院はそれほど多くありません。
多くの測定器を利用する理由は下記になります。
口臭について内科的問題(胃などの消化器疾患、シェーグレン症候群、鼻疾患、糖尿病、腎臓病、尿毒症など)がなければ、ほとんどが口腔内に問題があると思われます。
以下のような事柄について、可能性の大きそうなものから順次治療していきます。後はカウセリングを行ない、専門的メンテナンスを行ないます。
1. 虫歯や、根っこに問題のある歯の放置
2.舌苔を含めた歯周性疾患
3.口腔粘膜疾患等による、口腔内の微生物学的環境の劣化
4.そしゃく能力の欠如・低下による唾液不足
5.ストレス、開口、口呼吸による口腔内乾燥
6.食生活の乱れ・偏食・そしゃく方法や飲み込み方法の問題
7.歯列不正や親知らずなど、口腔内衛生環境の悪化
8.その他、不適合な入れ歯や被せものなど
特長2:施術当日から効果を実感して頂けます
施術当日から「対症」療法としての無臭化処置も行います。その一例として当院では「SOSORO」をご紹介させて頂いております。SOSOROは、口臭の原因となるタンパク質や脂質などの汚れをカテキンと酸によって凝固させます。そのため、使用後の液を観察すると、汚れ成分を視覚的にハッキリと確認できるのが特徴です。天然素材で作られているため、万一飲み込んでも問題はありません。もちろん、市販のマウスウォッシュによくあるピリピリした刺激感もなく、消毒薬と香料だけで作られた市販品とは全くの別物です!また、液体がお口全体に行きわたるため、舌表面の汚れもしっかりと落とすことができます。
下の画像は治療前と治療後の比較となります。黒ずんでいる部分が口臭の原因となっているものですが、多くの原因物質が除去されているのが分かると思います。
2016年11月27日
「親知らずの抜歯」は多くの方が経験があるかと思います。
親知らずは「抜歯する」というイメージがありますが、抜歯せずに残してもいいケースがあるのをご存知ですか?親知らずを残しておくことで、将来、入れ歯やブリッジの土台として使ったり、どこかの歯がだめになった時に親知らずを移植できるメリットもあります。豆知識として覚えてください。
さて、多くの方は親知らずを抜歯することになります。
なぜならば、歯肉が腫れてきて痛いという直接的な問題もありますが、親知らずを放置することで、ブラッシングがしにくくなり、虫歯や歯周病の温床になることがあるためです。
患者様によって様々な状況が考えられますので、まずは歯科医師と相談の上、現状把握、そして 親知らずを残しておいた場合の利点と欠点を理解することをお勧めいたします。 レントゲン分析を行い、最適な選択をご提案致します。また抜歯となった際にも、安全、そしてスピーディーに対応いたします。
以下、親知らずを抜歯した症例をご紹介いたします。
この症例は「水平埋伏」といって、一般の親知らずの抜歯よりも難しい症例となります。この水平埋伏歯を抜歯するためには、歯肉を切開する外科処置が伴います。当院では経験豊富なドクターが担当しますのでご安心ください。
この症例は、すぐに抜歯の必要なないケースだったのですが、中長期的に考えた際、抜歯をした方が良いと判断しました。親知らずの存在が、今後の中長期的視点で考えた際、問題が生じることが明白だったからです。